こんにちは。管理栄養士マイラーです。
先日、スペイン語試験DELEのレベルB1を受験し、合格しました。
スペイン語DELE B1って、正直どれくらい難しいの?
独学でも本当に合格できる?
参考書は何を使えばいい?
私も受験前、同じことで悩んでいました。
この記事では、
✔ 実際に使って本当に良かった参考書
✔ やらなくてもよかった勉強法
✔ 本番のリアルな手応えと点数
を、正直にまとめます。
日本語の体験談が少なくて迷っている方の参考になれば嬉しいです。
Contents
DELE試験とは?スペイン語学習者にとっての意味とメリット
DELE(Diplomas de Español como Lengua Extranjera)は、
スペイン教育・職業訓練省が公式に認定している、スペイン語能力を証明する国際資格です。
試験はセルバンテス協会が実施しており、世界中で受験することができます。
英語でいうTOEICやTOEFLのような位置づけですが、DELEの大きな特徴は
一度取得すると有効期限がないことです。
そのため、長期的に使える語学資格として高い信頼性があります。
DELEは何に役立つ?
- スペイン・中南米への留学や就職
- 海外協力隊・国際関係の仕事
- スペイン語力を客観的に証明したいとき
- 学習の目標設定・モチベーション維持
特に海外で生活していると、「話せる」ことは伝わっても、
どのレベルかを説明するのは意外と難しいものです。
DELEを取得していることで、自分のスペイン語力を一言で伝えられるようになります。
DELEのレベル一覧(全6段階)
DELEは、以下の6つのレベルに分かれています。
| レベル | 区分 | 位置づけ |
|---|---|---|
| A1 | 初級 | あいさつ・自己紹介ができる超入門 |
| A2 | 初級 | 旅行・簡単な日常会話が可能 |
| B1 | 中級 | 日常生活で自立できる |
| B2 | 中上級 | 実務・議論ができる |
| C1 | 上級 | 専門的内容も自在に扱える |
| C2 | 最上級 | ネイティブ同等 |
今回受験したのは中級であるB1です。
DELEはこんな人におすすめ
- スペイン語学習を継続したい人
- 自分の実力を試してみたい人
- 将来B2以上を目指している人
「日常生活で困らないスペイン語力」を証明できるレベルで、
初めて公式資格に挑戦する方にもおすすめです。
なぜDELE B1を受験しようと思ったのか
南米に住み始めて、気づけばもうすぐ1年。
日常会話はなんとかできるようになりましたが、「自分のスペイン語はどのレベルなのか?」を客観的に知りたいと思うようになりました。
また、最終的な目標はビジネスレベルであるDELE B2の取得。
その前段階として、DELE B1は良い練習になると考え、受験を決めました。
DELE B1はどれくらい難しい?(TOEICとの比較)
よく「DELE B1はTOEIC650点くらい」と言われますが、本当にそれくらいだと思います。
というのも、私のTOEICスコアは640点で、DELE B1受験を目指して勉強をしていると、理解レベルが英語に近づいてきた感覚がありました。
DELEは、実際のコミュニケーション力を重視した試験です。
レベルに応じて、
読む(Lectura)
聞く(Audición)
書く(Escritura)
話す(Expresión oral)
の4技能がバランスよく評価されます。
文法だけでなく、
「状況に合った表現ができるか」
「相手に伝わる話し方ができるか」
といった点が問われるのが特徴です。
TOEICにはない、書く(Escritura)、話す(Expresión oral)という試験があることが大きな違いだと思います。
- ペラペラ話せること
- 正しい文法で、DELEで特点を取る話し方ができること
この2つはまったく別です。
DELEは試験対策をすれば合格できる試験です。
勉強を始めたときの私のレベル
- スペイン語学習歴:日本で半年+南米に約1年在住
- 日常会話は可能
- 接続法:知っているが、使うべきタイミングがまだあやふやで、使いこなすほどではない程度
特に苦手だったのはリスニング(Audición)でした。自分だけではなく、試験内容の4技能の読む(Lectura)、聞く(Audición)、書く(Escritura)、話す(Expresión oral)の中で多くの受験生がリスニングに苦労するということでした。
使用した参考書・教材(正直レビュー)
メイン教材(これ1冊でOK):Preparación al DELE B1 Libro + Claves

Preparación al DELE B1 Libro + Claves
- 4技能すべて網羅
- 筆記は模範解答あり
- 解説が丁寧
結論:この1冊で対策は十分
※オーラル試験は模範解答がないため、
試験内容を理解している先生に見てもらうことを強くおすすめします。
問題集の使い方(1周目・2周目)
- 1周目:普通に問題を解く。ただし正解することよりも、Lectura(読む)・Audición(聞く)ともに全文を理解することを意識。分からない単語や理解が曖昧な文法はピックアップして確認・復習。
- 2周目:時間が足りず、リーディングの文法問題(Tarea 5)のみ解き直し。「確実に点を取れる部分を落とさない」ことを意識した結果、リーディングが一番高得点になった。
文法書その1:文法から学べるスペイン語
こちらは有名な本なのでスペイン語を学習している人ならご存知の方も多いと思います。
DELE B1では、「なんとなく」では通用しない文法理解が求められます。文法から学べるスペイン語は、時制・前置詞・接続詞など、B1で頻出の文法を理由と例文で丁寧に解説してくれる教材です。
練習問題も充実しており、理解 → 確認 → 定着 の流れで、独学でも無理なく学習できます。
文法に不安があるDELE B1受験者に、特におすすめです。
「一通り読んで解く→間違った練習問題だけ解けるようになるまで何度も解く」ことを繰り返しました。自分の苦手な単元である、接続詞は6周ほど解きました(笑)
こちらの参考書ののおかげで文法は得点源になりました。この本が無ければ、文法理解にもっと苦戦したと思います。
文法書その2:極める!スペイン語の接続法ドリル
接続法(Subjuntivo)は、英語にはない概念のため、日本人にとって特に理解が難しい文法のひとつです。
極める!スペイン語の接続法ドリルは、日本人学習者がつまずきやすいポイントを的確に押さえ、日本語の感覚に寄り添いながら、非常に丁寧に解説してくれる一冊です。
「なぜここで接続法になるのか」が明確になるため、暗記に頼らず、納得しながら理解を深めることができます。DELE B1後半〜B2を目指す方に、特におすすめの教材です。
単語帳は必要?→不要です。
不要です。
問題集の語彙で十分対応できます。
アプリ・YouTube
- Duolingo(無課金で十分)
- YouTube:えみこのスペイン語コーチング
Duolingoは気分転換に楽しんでいたので、無課金で十分でした。DELEの範囲の単語もかなり出てくるので、お勧めです。
また、YouTubeのえみこのスペイン語コーチングのチャンネルではDELE B1に合格するポイントやテクニックの紹介もあり、有料級の内容だと感じました!
勉強スケジュールと学習量
1日の勉強時間
- 平日:約2時間
- 土日:約3時間
- 期間:約3か月
受験時のレベル:基本的な挨拶や最低限の日常会話が可能な状態(ラテンアメリカに在住して約1年。試験を受けることを決める前は毎日1時間程度勉強していた)。
勉強の順番
- 問題集(Preparación al DELE B1 Libro + Claves)を解く
- 全文理解を目指す
- 分からない単語を覚える
- 不明な文法は文法書で確認(『文法から学べるスペイン語』使用)
- 余裕があれば2周目
B1でも少しずつ接続法が出てくるため、『極める!スペイン語の接続法ドリル』も非常に役立ちました。特に将来B2を受験予定の方にはおすすめです。
週あたりの勉強量
- 平日:2時間 × 5日
- 土日:3時間 × 2日
- 週合計:16時間 × 約3か月
問題集は1周しかできませんでしたが、結果オーライ。時間に余裕がある方は2周できるとi自信を持って受験できると思います。
技能別対策と実際の効果
① Lectura(読む)対策
リーディングは70分で5つのTareaがあります。重要なのは形式に慣れ、時間配分を意識することです。
- 使用教材:Preparación al DELE B1. Libro / Claves
- 対策:単語・文法を完全に理解、時間配分を工夫
70分 ÷ 5 Tarea ≒ 1タスク14分が目安。
私の解き方:
- Tarea 1(短文選択):約14分 → ここで落ち着く
- Tarea 5(文法):約11分 → 早めに解いて時間を巻く
- Tarea 2(長文):約14分
- Tarea 3:約14分
- Tarea 4(文脈穴埋め):約14分
見直し:約3分
結果:19.17点 / 25点(77%)。問題集では7割程度なので、想像以上に高得点を取れました。初めは語彙が分からず苦戦しましたが、復習で1つずつ文章を理解すること心掛けたのが良かったと思います。
② Audición(聞く)対策
- 使用教材:Preparación al DELE B1. Libro / Claves
- 対策:単語・文法の理解、シャドーイング
- スペイン・メキシコ・アルゼンチンなど複数国のアクセントを聞き取る必要がある
- 問題集と試験当日の音声の流れが違う(Mensaje1×2 → Mensaje2×2 …)
- Tarea 4では共通選択肢から選ぶ形式で、一つ間違えると、他の回答に影響し、調子を崩すことも
結果:14.17点 / 25点(57%)。リスニング単体では合格ラインに届かず、スピーキングが重要。
③ Escritura(書く)対策
- 使用教材:Preparación al DELE B1. Libro / Claves
- 対策:見本を理解し、実際に書いて添削してもらう
練習方法:
- スペイン語の先生に直接添削してもらう
- ChatGPTで文章添削(「DELE B1の筆記試験です。以下の指示に従って書いた文章を添削してください」)という形で自主勉強
試験当日はボールペンで記入する必要があります。ボールペンで練習しておくことを強くお勧めします。また、見直し時間を確保できるように練習することが重要。
④ Expresión oral(話す)対策
形式に慣れることが最も重要です。ポイントは以下の通りです。
- 文法ミスをできるだけ減らす
- B1レベルの語彙・文法を使う(問題集に出てくる語彙は使えるようにする)
- 正確に、はっきり話す
試験の流れ:
- Tarea1・2:15分準備 → 会話のやり取り
- Tarea3:写真描写(初見)
- Tarea4:会話のやり取り
対策方法:
- Preparación al DELE B1. Libro / Claves
- 試験形式で先生と練習
- 話した内容を書き起こして添削
練習は以下の流れで行いました!
- 初見で実際の形式通りに話す練習(試験形式に慣れる)
- 話した内容を書き起こす(書く練習にもなる)
- 先生に添削してもらう(記載ミスや文法間違いに気づく)
- 原稿を見ずに話せるようにする(話すスキルが身に付く)
問題集にある質問例は本番では記載されていないので、準備したい場合は自分で質問内容を予想して、回答を準備する必要があります。
2分〜3分指定でも3分話せる準備をしておくと安心です(時間が不足していると、試験官からの質問の時間が長くなります)
試験直前にやったこと
1週間前の勉強
全部の試験問題を解く時間はなかったため、文法部分を確認しました。
前日の過ごし方
- しっかり休むことを最優先。
- 睡眠を十分に確保し、当日ベストの体調で臨めるようにしました。
当日の対策(時間配分など)
- 普段通り問題を解くことを意識
- 「えみこのスペイン語コーチング」のYouTube動画を確認し、リーディングとリスニングの冊子が一緒の場合は、リーディングを先に終わらせてリスニングの問題部分を先読みする方法もありとのこと。(会場によっては禁止されている場合もあり)→会場では問題内容を軽く確認できたので、焦らず取り組めました
- Expresión oral(話す)ははっきり大きめの声で話すことを意識→それだけで、発音がはっきりして違います
試験当日の流れ
会場の雰囲気と流れ
B1、B2受験者が10名ほどと大変少なく、和やかな印象。
午前中にExpresión oral(話す)を除く試験が終わり、午後は時間を指定されて、再度試験会場に向かいました。
実際の手応え:
LecturaとAudiciónはPreparación al DELE B1より難しく感じ、問題集2周の必要性を実感。
正直受かるか分からなかったですが、結果が分かるのは試験の2ヶ月ごとかなり先ということで、B2受験に向けて今回の経験を糧にすることを決意しました。
結果、合格していましたが、仮に不合格であってもDELE B2に合格すれば、B1の不合格は B2合格への糧になったことになります。
DELE のB1とB2はレベルが大きく違うため、Dele B2を目指す方は、Dele B1の内容が完璧に理解できていなくても、早めにB2の問題集に進まれることをお勧めします。
B2の問題集を初めて解いた時、しっかりB1よりハイレベルになっていて、焦ったのを覚えています。
合格して感じたこと

合格条件
Grupo1:読む(Lectura);+書く(Escritura)で30点以上(得点率60%)
Grupo2:聞く(Audición)+話す(Expresión oral)で30点以上(得点率60%)
※どちらも満たす必要あり
Grupo1は35.52点、Grupo2は31.46点、合計66.98点で合格でした。
聞く(Audición)は6割切っていましたが、Expresión oral(話す)が思ったより高得点で、助かりました。
文法ミスが少なく、大きな声でハキハキ話せたのが良かったかもしれません。
DELE B1を取って良かったこと
- スペイン語への自信がついた。
- 語彙や表現力が目に見えて増え、日常生活や学習・仕事での理解力が向上した。
- 日常生活で困る場面がぐっと減り、実用的な力が身についたと実感した。
DELE B1を受験する前より、スペイン語の伸びるスピードが加速しているのを感じ、嬉しかったです!頑張った分、伸びるのが語学だと思います。
これから受ける人へのアドバイス
絶対やっておくこと
- Lectura・Audición:Preparacion al DELE B1を少なくとも1周し、語彙と文法を完全理解を心がける。
- Escritura・Expresión oral:問題内容を理解し、必ず一度は試験に詳しい先生に添削してもらう。
迷ったら受験すべし!
国によって受験料は異なりますが、2万円ほどと高額ということで、悩まれる方も多いと思います。
一生使える資格ですし、また、試験を受験すると決める前の何となく勉強していた時より、スペイン語の伸びが明らかに加速しました。
申し込んだら「受験料を回収しなきゃ!」と頑張れるタイプの方は特にお勧めできます。
まとめ:DELE B1は対策すれば誰でも合格できる試験
受験してみて、DELE B1は対策すれば誰でも合格できる試験だと感じました。
逆に、そこそこ話せていたとしても、試験対策をしないと受からないと思います。というのも、試験内容や形式に慣れる必要があるからです。
試験に出てくる語彙や文法はある程度決まっています。毎日の学習で力が着実に伸ばしていきましょう!











