ブログ副管理人の社畜サポーターです!
海外旅行に行くために航空券を調べると,直行便と比較して安価な値段で,乗り継ぎ便を利用する航空券が引っかかることが多いと思います!
旅慣れて来ると,乗り継ぎを積極的に活用したり,乗り継ぎそのものに楽しみを見出す(ラウンジなど!)ことも出来るようになったりしますが,特に最初のうちは,見知らぬ海外の空港で乗り継ぎすることはハードルが高いですよね!私も最初はそうでした(笑)
この記事では,これから海外に行きたい!と考えている方に向けて,海外の空港での乗り継ぎ方法を分かりやすく解説しようと思います!
今でこそ何の抵抗もなく様々な航空券を発券している私ですが,基本的にビビりなので(笑),初めて乗り継ぎを利用した際は,かなり調べて臨みました!
基本的に何も知らない人でも利用できるように国際空港の導線は設計されているものですが,事前に流れを把握していれば何かと安心して向かうことができるかと思います!
Contents
乗り継ぎの種類について
目的地まで通しの航空券を使う場合
一般的に乗り継ぎといえば,この航空券を使う場合が多いです!
航空会社HPや航空券検索サイトで検索し,LCCではないフルサービスキャリア(FSC)の乗り継ぎ便が出てきたら,特記事項がない限りこの航空券と思って大丈夫です.
ストップオーバー(途中降機)を除けば,基本的に出発地の空港で出発地→乗り継ぎ空港,乗り継ぎ空港→目的地までの搭乗券がまとめて発券され,荷物も通しで預かってもらえます.(アメリカなど,一部例外もあり)
別切りの航空券を使う場合
近年LCCが台頭してきて,東アジア・東南アジア方面の旅行では価格の安さからFSCではなくLCCを使う場合も多いかと思います.
FSCは航空会社間で提携関係があるため,異なる航空会社でも通しの航空券で乗り継ぎが可能であることが当たり前ですが,LCCはそのような提携関係が殆ど無く,多くの場合,異なるLCCで乗り継ぐ場合は航空券そのものを区間ごとに購入する必要があります.
また,LCC→LCCの乗り継ぎだけでなく,FSC→LCCのような乗り継ぎをする場合も,当然ながら航空券は分けて購入することになります.
乗り継ぐ際の基本的な流れについて
目的地まで通しの航空券の場合(経由地がアメリカの場合を除く)
最も多く,かつ最も簡単なパターンです.大まかな流れは以下のようになります!
- 出発地の空港で,目的地までのチェックインを済ませる
- 経由地までのフライトに搭乗
- 経由地の空港に到着したら,“Transfer”や“Connection”といった案内看板に沿って進む
- 再度保安検査を受け,出発の制限エリア内に入る
- 目的地までのフライトに搭乗
基本的に預け手荷物は目的地まで預かってもらっており,乗り継ぎ便の搭乗券も持っているので,導線に沿って進んでいけば自分たちの手で何かする必要はありません!ターミナル間移動が無い限り,制限エリア外に出ることなく,乗り継ぎをすることができます.
国際線→国際線の乗り継ぎは上記のような流れですが,現地の国内線に乗り継ぎする場合は,④で入国審査もセットになります.逆に国内線→国際線となる場合は,④で出国審査がセットになります.
目的地まで通しの航空券の場合(経由地がアメリカの場合)
同じ通しの航空券でも,経由地がアメリカの場合は事情が異なってきます!私が経験したロサンゼルス国際空港を例に説明しますが,他の空港もほぼ同じ流れだと思います!
- 出発地(アメリカ国外)の空港で,目的地までのチェックインを済ませる
- 経由地(アメリカ国内)までのフライトに搭乗
- 経由地に到着したら,入国審査を受け,預けた手荷物を受け取る
- Transferの案内に従って進み,乗り継ぎ客用のBaggage Dropカウンターで再度荷物を預ける
- 保安検査を受け,出発の制限エリア内に入る
- 目的地までのフライトに搭乗
アメリカ国外からのフライトでアメリカ国内の空港で乗り継ぐ場合,乗り継ぎ便の国際線/国内線を問わず,入国審査および手荷物の受け取りが必要になってきます!
手荷物まで受け取ったら,出発フロアのチェックインカウンターまで行く必要はなく,乗り継ぎ客が荷物を預けられるBaggage Dropのようなカウンターで預けた後,保安検査に進むという流れです.
入国が必要ということで皆さまもお気づきかとは思いますが,この乗り継ぎのための入国でも,ESTAの申請が必要になってきます.目的地がアメリカではない場合はうっかり忘れやすいポイントですので,注意しましょう!
アメリカ国内での国際線→国際線/国内線の乗り継ぎは,少し面倒なことが多いという印象です.一方で,アメリカ国内線→国際線というような乗り継ぎをする場合は,ここまで複雑ではなく,拍子抜けするほど簡単になります.
アメリカは入国するときの審査は厳しいですが,出るときは出国審査すら無いので(笑)向きの違いでここまでの差になるんですね!
このように負担が比較的高いので,例えば南米に向かう場合,同じ北米経由でも煩雑さの無いカナダ経由や,実はそこまで所要時間の差が無いヨーロッパ経由,あるいはドバイ/ドーハ等の中東経由といった具合にルートを工夫することで,楽に旅をすることもできます.
そういえば,私が応援しているJリーグクラブのブラジル人選手/スタッフたちも,北米経由ではなくフランクフルト経由やパリ経由,最近であればドバイ経由で来日/離日しています.昔は何故北米経由ではないのか不思議でしたが,1回アメリカ乗り継ぎを経験した今では,そりゃそうだよね,という認識になりました(笑)
別切りの航空券の場合
これはある意味単純で,1回制限エリア外に出て,乗り継ぎ先の航空会社で再度チェックインしましょう,という話になります.
- 出発地の空港で,経由地までのチェックインを済ませる
- 経由地までのフライトに搭乗
- 経由地の空港に到着したら,手荷物受取(および入国審査)を済ませ,制限エリア外に出る
- 乗り継ぎ先の航空会社のチェックインカウンターに行き,目的地までのチェックインを済ませる
- 目的地までのフライトに搭乗
1回外に出てまたチェックインするので,乗り継ぎに必要な時間が増加します!
また,通し発券の場合は前の便の遅延等のトラブルが発生した場合でも,乗り継いで目的地に向かうことを保証されています(乗り継ぎ便の出発を待機させるなど,現地のスタッフが何とかしてくれる).
しかし別切りの航空券では乗り継ぐ客の情報は当然ながら航空会社間では伝わっていないため,遅延して乗り継ぎ便に乗れなかった場合でもフォローは基本的になく,自己責任で何とかするしかない,というリスクがあるのは認識しておきましょう!
乗り継ぎしやすい空港は?
私や管理人が過去に乗継で使ったことのある空港から,導線が分かりやすく,乗り継ぎしやすいと感じた空港をご紹介します!
- 香港国際空港
- クアラルンプール国際空港
- スワンナプーム国際空港(タイ・バンコク)
- チャンギ国際空港(シンガポール)
- ドバイ国際空港(UAE)
- ドーハ国際空港(カタール)
- エルドラド国際空港(コロンビア)
この他に,私は使ったことがありませんが,ソウルの仁川国際空港も同じカテゴライズができるかと思います!
いずれの空港も近年開港した巨大ターミナルを備え,ハブ空港となることを強く意識した作りとなっており,乗り継ぎ客が多く利用することを前提とした導線設計になっています.特にドバイ国際空港(エミレーツ航空が使うターミナル2)の分かりやすさには感心しました!
規模が大きいため,移動距離はそれなりにありますが,巨大ターミナル一つということで逆にターミナル間移動等の迷う要素が無いため,乗り継ぎしやすいといえるでしょう.
乗り継ぎしにくい空港は?
一方で,ちょっと乗り継ぎしにくいと思った空港もあります!
- ロサンゼルス国際空港(アメリカの他の空港も?)
- ダラス・フォートワース空港
- 上海浦東国際空港
アメリカの空港は,小~中規模のターミナルが5~7個程度あり,トラムなどで各ターミナル間が結ばれている,というような作りをしていることが多く,乗り継ぎの際にターミナル移動が発生する可能性が高い,という点で乗り継ぎしにくいといえます.
乗り継ぎで利用してはいませんが,ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港も,乗り継ぎは面倒そうだなーという印象を受けました.
上海浦東国際空港は,ハブ空港を意識しているはずなんですが,いまいち導線がわかりにくく,また導線上も暗くて狭い、という印象を受けました.利用したことはありませんが,日本から北米への格安フライトでよく出てくる北京の首都国際空港も,イマイチな評判を多く目にします.中国の空港は,どこもそんな感じなのかもしれません・・・
まとめ
以上,海外の空港で乗り継ぐ際のポイントについて解説しました!
初めて海外の空港で乗り継ぐ際の参考になれば幸いです!