ブログ副管理人の社畜サポーターです!
コロナ禍後初の海外旅行として,お盆休みにタイを訪れました!
そして旅行中に新型コロナウイルスに罹患し、現地で隔離期間を過ごした上で約1週間遅れで帰国するという,なかなか波瀾に満ちた経験をしました(笑)
日本のコロナ水際対策としては,2022年9月7日よりワクチン3回接種者については日本入国時の検査陰性証明が免除されることになり,一段と海外旅行のハードルが下がるのは間違いありません.
しかし,これは過去の感染時のウイルス残骸をPCR検査で拾ってしまう等の理由により,無症状なのに陽性が出てしまって帰れない,というパターンを救済することには繋がりますが,実際に罹患して発症している場合に,そのまま予定を変更せず行動し,帰国便に搭乗することが許容されるかどうかは別問題と考えるべきでしょう.
海外であれ日本であれ,もし罹患してしまった場合は,当地のルールに従い療養し,症状が消えて他人への感染性が落ち着くまで隔離する,ということは基本的な対処ルールになるのではないかと思います.
本記事では,旅行記その①として,タイ・チェンマイでコロナ罹患が発覚した後の現地での対応についてレポートしていこうと思います!
【近日公開予定:コロナ禍の海外旅行情報【タイ編】その②:保険会社と航空会社の対応について】
Contents
PCR検査前々日〜前日:今思うと実は発症していた
管理栄養士マイラーが38℃程度の発熱,私も若干の喉の違和感を覚えていました.しかし,それまでかなりアグレッシブに動いてきたことから,
- 疲れが出て発熱した(過去の旅行でも経験あり)
- 空気があまり綺麗ではないチェンマイで街歩きをし,排ガスで喉をやられた
ものと考えていました.実際,管理人は解熱剤を飲んだことで翌朝には熱が下がり,日中は行動できる状態となっていたので,日本における第7波の症状の一つである解熱剤でもなかなか下がらない高熱という観点から考えるとコロナではないだろう,と判断していました.
PCR検査当日:行動できる体調ではあったが・・・
AM10:00:RAJAVEJ HOSPITALで検査
帰国前検査として,チェンマイ市内のRajavej HospitalでPCR検査を受けました.チェンマイ市内の日本入国書類対応医療期間の中では最も検査代が安い(2,000バーツ)ため,多くの日本人が検査を受けていました.

PM6:00:結果受領,まさかの“Positive”
検査時に指定された夕方6:00に再度病院を訪問したところ,2人とも検査結果がPositiveであるとの結果を知らされました.症状はその時点で2人ともほぼ無かったので,まさに晴天の霹靂でした.

陽性者への指示は“7日間の自己隔離”のみ
平日で外来診療を受け付けている時間帯であれば,陽性者に対する診察等,もっと別の対応があったのかもしれません.
しかし,検査結果を受け取ったのは土曜日の18:00過ぎであったために外来診療は終了,検査陽性者の我々には,病院の事務スタッフより【7日間自己隔離し,人との接触機会を減らすように】との指示があるのみでした.
自己隔離の場所についても,自分でホテルを確保して良い,とのことでした.Twitter等で調べると,バンコクでは検査陽性後に病院から隔離プランつきホテルが斡旋されてそちらで隔離することが多いようですが,チェンマイではそのような対応はなされていないと思われます.
PCR検査翌日(隔離1日目)
やむを得ずホテルを変更
宿泊していたホテルはこの日でチェックアウトする予定であったため,隔離用ホテルを探しました.
隔離プランではないため,食事や最低限の買い物,洗濯等を考慮すると,それまで宿泊していたホテルの立地は不便であったので,利便性が高いホテルへと移動しました.
症状が少し出てきたので病院受診
ホテル移動後,私が発熱,また2人との喉の痛みが出てきたため,保険会社から受診費用が出ることを確認し,隔離先から徒歩で行ける病院を受診しました.受診したのは,シーパット医療センターです.
チェンマイ市内では最も評価の高い病院で,受診後の会計等のサポートで日本語通訳スタッフがついてくれるなど,かなり手厚いサポートをして頂きました.
ドクターの問診を受け,薬を処方して頂きました.

こちらの受診時にも,別病院での検査結果陽性を受けて何をすべきか確認しましたが,やはり陽性確定日から7日間の自己隔離という回答でした.また,ホテルを自力で手配していることは特に問題視されませんでしたが,タクシーで来院していないか,という確認があったので,感染者がタクシー含む交通機関を利用することは望ましくないものと考えられます.
隔離2日目〜4日目
2人とも症状が完全に消えるまでは,極力外出を控えました.
タイではフードデリバリーサービスがかなり充実しているので,3食ともホテルに届けてもらい,部屋で食事を取りました.

隔離5日目〜7日目
隔離4日目の夜には熱や喉の痛みが完全に消失したため,ランドリーサービスや食事・生活用品の買い出しのために外出を再開しました.
また,ハウスキーピングをお願いする時間を作るため,ホテルから徒歩で行ける公園や寺院で散歩する等,接触を避けながらできるアクテビティも行いました.

隔離明け〜帰国
隔離期間が終了した翌日,ホテルをチェックアウトしたのち朝一番でバンコクに移動し,帰国のための陰性証明取得を図ります.
PCR検査はわずかなウイルスの欠片でも拾うため,発症後2週間経過して他人への感染性が完全に消失していても,約70%の確率で陽性が出ると言われています.
帰国時検査はPCR以外にも抗原定量検査が指定されており,こちらであれば感染性が消失していれば陰性が出るため,発症後に陰性を取得するには好都合です.
日曜日でも抗原定量検査の当日結果受領が可能なサクラクロスクリニックで検査を受け,無事に陰性証明を取得して帰路に着くことができました.

もし陰性証明不要なら今回はどうなっていた?
今回は帰国前PCR検査として受けた際に感染が発覚しましたが,症状はかなり軽かったので,もし検査が必要なかった場合,解熱剤等を飲みながら旅行を当初の予定通り継続し,帰国できていた可能性もあります.
しかし,当初帰国便に搭乗予定だった隔離2日目は私が発熱及び咽頭痛,管理人も微熱と咽頭痛の症状を有していたことから,この状態で飛行機に搭乗することの是非は問われますし,帰国しても結局隔離されることには変わりません.
この点を踏まえると,帰国前陰性証明が不要となっても,現地で罹患して発症するとあまり関係なくなってしまう,ということが見えてきます.
陰性証明不要で海外旅行が完全解禁となったかのような感覚を多くの方が覚えているかと思いますが,感染して発症する可能性がある,ということを念頭に置いて,そうなった場合に適切に行動できるように準備しておくことが必要かと思います.
また,そのような困りごとの際に本記事がその参考になれば幸いです!
【近日公開予定:コロナ禍の海外旅行情報【タイ編】その②:保険会社と航空会社の対応について】