副管理人の社畜サポーターです!
前編では、2022年ゴールデンウィークに海外旅行が可能となる条件を探ってみました。
後編である本記事では、その条件を満たすような国や地域を分析してみようと思います!
Contents
効果の高いワクチン接種が進み、感染者数が減少している国・地域
まずは、前編で述べた渡航先の条件①,ワクチン接種が先行している国についてピックアップしてみます。
ハワイ(およびアメリカ本土)
こちらはもう鉄板中の鉄板ですね(笑)
現在ある新型コロナワクチンの中でも有効性が極めて高いファイザー製・モデルナ製を猛烈な勢いで接種しており、何ならアメリカ自体は観光客にも接種するくらい潤沢にワクチンの弾がある(製造国なので当然か・・・)ので、2021年中には正常化しているのは間違いありません。日本側の準備さえ整えば、まず一番先に渡航可能になる場所だと思います。
2022年GWは渡航できる可能性はかなり高いとして、2021年の年末年始もひょっとしたら・・・と思われるのが、ハワイです。ワクチン接種の出口戦略が見える前から、何とか日本人観光客を取り込もうと色々な取り組みをやってたようですからね。
海外旅行解禁はハワイから!となれば、富裕層は待ってましたとばかりに、航空券やホテルが高かろうと行くことでしょう。日本人だらけになるかもしれません(笑)
そんなハワイですが、当然同じことを考えている人は多く、2022年GWのハワイ往復特典航空券は、ANA・JALともに満席状態となっています。2022年のGWは5/2と5/6の平日で休みをとれば10連休となるため、渡航日は比較的ばらけやすいですが、それでもすぐに埋まってしまいました。
現在空席があるのは、JALのコナ便の一部日程のエコノミーのみです。
ANAは隔日でホヌを1日2便投入しています。現在A380は2機運行し、繁忙期にはその2機を投入する運用も行われていました。オレンジ色の3号機は、受領はしているものの、まだ運用には入っていません。コロナ禍を脱し、需要が回復したら投入するのだろうと思われます。
ということは・・・希望的観測ですが、ハワイから海外旅行解禁!となれば、3号機を投入し、1日3便フル稼働という運用もあるかもしれません。少なくとも、現在1便の日には2便目が設定されるでしょう。その場合は一気に特典航空券が解放されるので、まだチャンスはあるといえます。
JALについても、繁忙期にはだいたい臨時便が追加されることが多いです。更に、機材変更でファーストクラス搭載のSKY SUITE 777が投入されたこともあるので、こちらも渡航できる可能性が高まった際には、注意して情報を集めると、特典航空券を押さえるチャンスが出るかもしれません。
JAL、年末年始に成田/ホノルル線で臨時便を運航 1往復2便
イギリス、EU諸国(主に西側)
イギリスやEU諸国も、全世界の中ではワクチン接種が比較的進んでいる国です。記事執筆時点での接種完了率は、
- イギリス:約25%
- EU西側諸国:平均12%程度
となっており、年末年始は微妙ですが、来年のGWまでには8割~9割の接種は固いでしょう。イギリスおよびEU西側諸国で使用されているのは先に述べたファイザー製、モデルナ製、およびこれら2つよりは若干有効性が落ちるがそれでも比較的効果の高いアストラゼネカ製、J&J製なので、ワクチン接種が進めば必然的に感染者数が減ってきます。
ヨーロッパはアメリカよりもワクチンパスポート導入に積極的である姿勢が見て取れます。これからどのようにワクチン接種スピードが推移するかはわかりませんが、あと約1年という期間があれば、ヨーロッパ、日本双方の準備が整う可能性は比較的高いと見ています。
EU“西側”とわざわざ書いているのは、東欧諸国では、効果が低い中国製・ロシア製のワクチンを使用していることが多く、ワクチン接種が進んでも感染者が減らないという事態になっているためです。例えば、ワクチン接種完了率としてはイギリス並みの27%を記録しているハンガリーですが、メインで使われているのが中国製・ロシア製ワクチンであるがゆえに、感染者数が目に見えて減少しているイギリスとは異なり、感染者数が急増しているというニュースが出ています。
各国で使用されているワクチンの種類によって、その後の規制緩和につながるか否かが分かれる可能性もあり、事前にしっかりリサーチしておく必要がありそうです。
国内の感染者を抑え込んでいる国・地域
続いて渡航先条件の②、厳密な国境政策により国内への感染者の流入や、国内での感染者数を抑え込んでいる国についてピックアップします。
シンガポール
厳密な国境政策によって国内の感染者数を低くコントロールしてきたシンガポールも候補の一つでしょう。医療インフラが整っている国でありながら感染者数を抑え、更にファイザー製・モデルナ製という効果の高いワクチン接種を進めているので、来年GWといわず、今年の年末年始には正常化している国の一つだと思われます。
こちらも、日本側のワクチン接種が進み、下記に紹介する記事中にあるように、シンガポール政府が認定する“低リスク国”に入れれば準備OKとなります。年末年始だと日本側のワクチン接種のスピードが微妙かもしれませんが、来年GWであれば可能性はかなり高いと見込めます。
ハワイやヨーロッパの陰に隠れて注目度が低いのか、シンガポール行きの特典航空券は日程によってはANA・JALともにまだ予約可能です!ともに3便飛ばしているので、1日1便のヨーロッパ路線よりも押さえやすく、穴場だと思います!私たちも予約しました!笑
台湾、オーストラリア
こちらも入国者の隔離を厳密に行うことで、国内感染者を低い水準で抑えてきた国です。国内の流行を抑えているので、アメリカやイギリスのようにワクチン接種をとにかく急ぐ!というわけではありませんが、着実に進めているようです。
ワクチンの種類ですが、台湾はアストラゼネカ、オーストラリアはファイザーとなります。
シンガポールのように効果の高いワクチンも行きわたらせて万全!という所まで到達するかは分かりませんが、約1年という時間があれば、ワクチン接種済み者の受け入れ自由化は見込めるのではないかと思われます。
リスキーな国は?
逆に、来年のGWでも自由に渡航できるか怪しい国を考察してみます。
東南アジア諸国(シンガポール、マレーシアを除く)
シンガポールを除き、東南アジア諸国は感染者数の抑制が上手くいっていません。その中で、マレーシアはワクチンとしてアストラゼネカ製入ってきているのでまだ状況が好転する可能性がありますが、それ以外の国は中国製ワクチンが主で、収束する出口が不透明です。徐々に有効性の高いファイザー製などが入ってくるとは思いますが、先は長そうです。
観光立国のタイは、リゾート地を中心に外国人観光客の受け入れ制限緩和を計画しています。ワクチン接種済み者の隔離を10月から撤廃するとのことで、何となく行けそうな気がしてしまいますが、タイ国内の感染者数が抑えられていない場合、日本帰国時に隔離が必要になる可能性がそれなりにありそうです。
インドネシアのバリ島など、東南アジアリゾートの高級ホテルが軒並みお安くなっているというニュースを目にすると行きたくなる気持ちも出てきますが、ちょっと先になりそうです。。。
2022年GWのJALバンコク線には、ファーストクラス搭載のSKY SUITE 777が投入されています!しかもファーストではなくビジネスクラスとして開放されているので、ビジネスクラスのマイルでファーストの座席に乗れてしまいます!タイの状況がもう少し良くなる見通しがあれば乗りたかった・・・!
インド
こちらは意外というよりも、まぁしょうがない・・・という状況ですね。
感染者数抑制、10億人を超える人口へのワクチン接種等、正常化への道のりは果てしないです。行ける日が来るのを待ちましょう。
南米各国
中国製ワクチンを早くから導入したが故に、接種率はそれなりにあるのに感染者数は全然減らない、という苦境にあります。感染者数が減っていないと、帰ってきたときに自己隔離が要請される可能性があるので、こちらも自由に行けるその時が来るのを待ちましょう。
まとめ
後編では、渡航できる可能性が高そうな所、逆に怪しい所をそれぞれピックアップしてみました!渡航先の検討の一助になれば幸いです!
実際にこの通りのシナリオとなるかはわかりませんし、厳しいかも?と述べた国でも流行が収束し、この予想よりも行ける場所が多くなることを祈りましょう!