ブログ副管理人の社畜サポーターです!
先日,JALの伊丹→羽田便を利用しましたが,羽田空港への着陸が,今年3月から運用されている新ルートによるものでした!
騒音問題などで様々な意見のあるこの羽田新ルートですが,いざ利用してみると,着陸直前の東京都心の景色はまさに絶景で,遊覧飛行をしているような感覚になりました.この記事では,羽田新ルートを少しでも楽しむポイントや,実際に見える景色をご紹介しようと思います!
羽田新ルートとは?
そもそも“羽田新ルート”とは,今年開催されるはずだった東京オリンピックに向けた羽田空港発着枠拡大の1つの施策として,離着陸が多い時間帯に空港の処理能力を上げるために,従来のルートから変更された新しい飛行経路のことを指します.
これまでは都心上空を避けるような形で飛行ルートが設定されていましたが,離着陸に使う滑走路の使い方を変えることで,より効率的な運用が可能になりました.
詳しい説明は以下の国土交通省のサイトで説明されているので,興味があれば読んでみると理解が深まります!
北風時と南風時,それぞれの場合で離陸・着陸時のルート変更がありますが,最も大きな変更が,南風時 15:00~19:00の場合に利用される着陸ルートです.
画像は国土交通省ホームページより引用
左が従来ルート,右が新ルートです.新ルートでは,都心上空をまっすぐ飛行して羽田空港に向かっていることが分かります.この経路をとる際に,数分間ですが素晴らしい景色を楽しむことができます.
風向きは当日の天候次第なので何とも言えませんが,羽田空港15:00~19:00着の便では,この新ルートによる着陸をする可能性がある,という点をまずは押さえておきましょう.
座席指定のポイント
上の地図からもわかるかと思いますが,新ルートを飛ぶ場合に,都心の景色を楽しむことができるのは,進行方向左側の窓側座席になります.座席番号でいくと,A席となります!
ただし,A席であればどこでも良いかと言えば,そうではありません.翼にかかってしまうと,視界の大部分が隠れてしまいますので,注意しましょう.
飛行機の翼は後方に向けて伸びているため,翼の前方付け根付近であれば,十分に景色を楽しむことができます!(後ほど紹介する実際の搭乗レポートでも,私の座席は翼の付け根でした)
一方,後方の付け根は,後ろに伸びている翼が視界に結構入ってくるので,あまりお勧めできません.後方座席を指定するのであれば,翼の付け根から少し離れたところを指定するとよいでしょう!
SeatGuruより引用
一例として,ANAのB787-8 国内線仕様機の座席表で説明しますと,前方は12Aまではバッチリ景色を楽しむことができるかと思います!後方は29Aですと翼がかなり視界に入ってきてしまう可能性が高いので,付け根から少し離れた32Aあたりから後方を狙うようにしましょう!
窓から見える景色を紹介!
機内から見た羽田新ルートの景色をご紹介いたします!
搭乗便は伊丹→羽田のJAL120便,機材はB767-300ER,座席は翼付け根の18Aです.
①西から飛行してきた120便は,伊豆半島上空→相模湾上空と飛行し,三浦半島の南方から千葉県上空に入ります.
②千葉県の上空を,東京湾に沿って飛行します.富津岬,君津の製鉄所,東京湾アクアラインなどが見えます.
③蘇我駅の上空です.JFEの製鉄所やフクアリが見えます.
④蘇我駅あたりから少しづつ内陸に入り,23区北部を目指します.中山競馬場が見えます.
⑤23区北部に向かっていく途中です.スカイツリーが見えます.
⑥北区/板橋区のあたりで左に旋回します.ちょうど,西が丘サッカー場やナショナルトレーニングセンターの上空です.
⑦池袋の西側を南下していきます.
⑧遠くに皇居や丸の内のビル群が見えます.前方には国立競技場も見えます.これはちょうど新宿の真上を通過している所です.
⑨国立競技場の真上を飛びます.嵐のコンサートの日?だったようで,ステージのセットまで見えています笑
⑩個人的にこのルートで一番の景色!手前に東京タワー,奥に皇居や丸の内のビル群,更にその奥にスカイツリーが見えます.まさに,THE 東京!という景色です!
⑪その後も,レインボーブリッジがこのように見えます.
これ以降は,着陸まで東京港のコンテナふ頭を見ながら飛び,羽田空港に着陸します.
以上が西から飛行してきた便の飛行経路です.北からの便は,⑥最後のコースに乗るまでの経路が異なり,埼玉上空などの内陸を飛行してきます!こちらも搭乗する機会があれば紹介しようと思います!
まとめ
本記事では,羽田新ルートの着陸時の景色や,座席指定のポイントについてご紹介しました!
どの飛行経路になるかは当日の天候次第のため,運の要素が強いですが,新ルートに当たる可能性がある便に搭乗する場合は,本記事を参考にして楽しむ準備をして頂ければ幸いです!