ANAの最新のビジネスクラスシートであるTHE Roomに搭乗しました。
これまでにない個室感があり、また座席幅がかなり広く、ニューヨークまでの12時間30分のフライトもとても快適に過ごせました!
Contents
THE Roomとは
THE RoomとはANA国際線の新しいビジネスクラスシートです。
羽田-ロンドン、羽田・成田-ニューヨーク、羽田-フランクフルトの長距離路線で乗ることができます。(2020年4月現在)
ドアが各座席に設けられているため、THE Roomという名前の通り部屋のような個室感があります。
また、全席通路アクセスが可能でリクライニングを倒すとフルフラットになります。
チェックインから搭乗まで
羽田空港のANAカウンターです。ビジネスクラスのチェックインカウンターを利用できるため、待ち時間はありませんでした。
私たちの搭乗する2日ほど前から、ANAラウンジでは個包装の飲食物だけの提供となりました。
ラウンジの堪能もそこそこに、搭乗口へ向かいます。
座席はファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスの4クラス制です。
ビジネスクラスは、搭乗の際にお手伝いが必要な方、ファーストクラスの利用客&最上級会員であるダイヤモンド会員の次の搭乗です。待ち時間が少なく搭乗できるのは助かります!
機材はB777-300ER
THE Roomの機材は,ANAの長距離路線フラッグシップでお馴染みのB777-300ERです。
従来仕様機と比べ、ビジネスクラスが4席減の64席、エコノミーが4席増の116席となっており、全クラス合わせて212席は変わりません。
座席
ビジネスクラスの座席は1-2-1の4列です。
ビジネスクラスの最前列中央の後ろ向き座席の5Eと5Fを指定しました。
両端の窓側席はどちらも前向き座席ですが、中央の2席は前向き座席と後ろ向き座席が交互になっています。
後ろ向き座席は隣同士の座席が近くなっているため、ペアでの搭乗に向く座席配置です。
また、後ろ向きの座席では離着陸時は通常のシートベルトに加えて、車のシートベルトのような斜めにかけるシートベルトをする必要があります。
機内に入って一番驚いたのが座席幅の広さ。
クッションと枕を座席の横においても普通に座れるくらい広いです!
24インチ大型4Kモニターで映画も快適に見れます。
ビジネスマンの方でパソコンのモニターとして使っている方がいらっしゃいました。USBをつなげると使えるようです。
機外カメラの写りもとても良く、鮮明でした。
一人での搭乗の際は窓側の座席が良さそうです。
座席幅はかなり広いですが、足先はすぼんでいます。
ボタンひとつでベッドや食事のシートに変えることができます。リモコンはタッチパネル式で操作も可能です。
テーブルは折りたたんで出てきます。広げずに使うこともできます。
全部広げるとかなり余裕があります。
画面横の扉を開けると機内誌や座席のガイドが収納されています。小物を入れるポケットやUSBポート、コンセントもあるため便利です。
座席横にはUSBポートとヘッドホンの差込口があります。
快適なフルフラットベッド
フルフラットにすることができます。
中央のパーテーションを下げると、隣とかなり近くなるため普通に会話できるのが嬉しいです!
足元は狭くなっていますが、横幅がかなりあるのがお分かりいただけるかと思います。
また、休む際はドアを閉めて人目を気にせずゆっくり休めます。
食事中はドアを閉めると食事の進行が難しくなるため、食事が終わったタイミングで扉を閉める方が多かったです。
アメニティはGlobe-Trotter
アメニティはイギリスのスーツケースブランドのGlobe-Trotter(グローブ トロッター)。
アメニティの中身は以下の通りです。
- 歯ブラシセット
- アイマスク
- イヤープラグ
- 雪肌精の化粧品セット(洗顔クリーム、化粧水、乳液)
また、今回は利用しませんでしたがパジャマとカーディガンの貸し出しサービスもあるそうです。
機内食&ドリンク
ウェルカムドリンク
離陸前にウェルカムドリンクをいただきました。
短距離線だとウェルカムドリンクが無いことが多いので、特別感があります!
離陸後のコース料理
離陸後シートベルト着用サインが消えると、お楽しみの機内食です。
ドリンクはドリンクとアミューズをいただきました。
お料理は和食か洋食か選べ、和食を選択しました。
アミューズは和食と洋食共通です。
抹茶アーモンドパイスティック、杏とバターのロール仕立て、セミドライチェリートマトとチーズ ハーブオイルです。
和食は神楽坂にある高級日本料理店、神楽坂くろす監修のものでした。
前菜は春菊とひじきの白和え、いくら醤油漬け、蟹押し寿司、海老塩茹で、ホタテクリームチーズ重ね、菜花黄身辛子掛け。
お造りは鯛の胡麻醤油掛け、小鉢は湯葉とかぶらの柚子味噌掛けと少量ずつ色々なものがいただけました。
見た目の美しさだけでなく、どれを食べても大変美味しかったです。
主菜はめかじきの胡椒醤油焼きと和牛すき焼き。
ご飯、味噌汁、香の物も一緒に持ってきていただきました。
アペタイザーは蟹とホタテ貝のタルタル、海老のマリネ みかんのソース。
スープはコーンスープ、パンは3種類から選べ、にんじんブレッドとバケットをいただきました。
メインディッシュは牛フィレ肉、鮟鱇(あんこう)、ロールキャベツの3種から選択でき、牛フィレ肉のソテー フォンドヴォー プールノワゼットソースをいただきました。
THE Roomの後ろ向きのペアシートは隣同士の距離が近く、前に身を乗り出すことなく、会話しながら食事を楽しめます。
デザートは複数種類があり、こちらはデザートのプルミエショコラとフルーツです。
ピエールエルメ監修のモンブランもあり、そちらもとても美味しそうでした。
チーズをいただきました。
食後は紅茶とチョコレートをいただきました。
お好きな時に
離陸後の食事が終わると「お好きな時に」のメニューから好きな軽食をいただくことができます。
スープと緑茶をいただきました。
機内のラーメンということでインスタント麺のようなものを勝手に想像していましたが、想像をはるかに上回る美味しさで人気があるのも納得です。
着陸前の朝食
着陸前の朝食も和食と洋食から選択できが、2週間日本に戻らないため和食を食べ納めることにしました(笑)
和食はこんにゃく柚子味噌掛け、カラスガレイ氷温熟成粕漬、ご飯、味噌汁、香の物でした。こちらも美味しかったです。
嬉しいサプライズ
新婚旅行ということで、着陸前の朝食の後に客室乗務員の方から素敵なデザートプレートとメッセージをいただきました。
とっても嬉しく一生の記念になりました。ありがとうございました!
THE Room搭乗記【まとめ】
THE Roomは想像以上に個室感があり、名前の通り部屋のような快適な空間でした。
12時間半のニューヨーク行きのフライトもあっという間で、ニューヨーク着は朝の10時でしたが時差ボケすることなく活動することができました。
機内食も美味しく、また客室乗務員の方の行き届いたおもてなしで大変満足なフライトとなりました。
機会があればファーストクラスであるTHE Suiteにも乗ってみたいです。