夏休みのグランドサークル旅行でJALビジネスクラスを利用した際の搭乗記です。
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JAL SKY SUITEとは
JAL SKY SUITEは現在のJALの主力となる国際線用のビジネスクラスシートです。
快適な眠りのために専用に開発されたベットマットレスと枕を使っており、また全席通路アクセスできるのが特徴です。
2013年にはベスト・ビジネスクラス・エアラインシートを受賞しています。
JAL SKY SUITEにはⅠ、Ⅱ、Ⅲの3つのバージョンがあり、
- JAL SKY SUITE(Ⅰ)…ニューヨーク線、ロンドン線など、10時間以上の飛行時間となる欧米路線
- JAL SKY SUITEⅡ、Ⅲ…東南アジア路線やホノルル線など中距離国際線
が導入されています。
チェックインから搭乗まで
お盆の連休初日ということで、成田空港は大変混み合っていました。
JALのエコノミーのチェックインは少し並んでいましたが、ラウンジを楽しむために早く来たこともあり、ビジネスクラスのチェックインカウンターはガラガラでした。待ち時間が無くて良かったです。
【成田→ロサンゼルス】機材
往路は成田→ロサンゼルス(JL62便)を利用しました。
座席
機材はB777-300ERでファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミーの4クラス制です。
運命の分かれ道!いつかJALのファーストクラスにも乗ってみたいです!
窓側の2席を座席指定し、往路では窓側を利用しました。
座席は2-3-2の配列ですが、全ての座席から直接通路にアクセスできるようになっています。(画像はJALホームページより)
23インチの大型モニターです!
隣と少し前後がずれているためやや距離がありますが、少し身を乗り出せば、会話することが可能です。
こちらのパーテーションは離着陸時以外は閉めることが出来ます。なので、隣の人が知らない人でも全く気になりません。
タッチパネル式のコントローラーで、見やすく操作しやすいです。
USBポートとPC電源が各座席にあります。
座席は座席のサイドにあるボタンで好きなように調整することができます。
座席を最大限に倒すとフルフラットになります。
窓側の席ということもあり、パーテーションを閉めると本当に個室そのもの。人目を気にせずに寝ることができました。
お化粧室
毎度おなじみの、歯ブラシセット、化粧水と乳液、モンダミンが用意されていました。
【成田→ロサンゼルス】アメニティ
アメニティはイタリアのファッションブランドのETROでした。
アイマスク、モイスチャーマスク(ぬれマスク)、ETROオリジナルリップクリーム、耳栓、ポケットティシュ、歯ブラシが入っています。
普段使いしやすそうな落ち着いたデザインです。
【成田→ロサンゼルス】機内食&ドリンク
ウェルカムドリンク
搭乗時にウェルカムドリンクがいただけます。短距離線ではウェルカムドリンクがないことも多いので、テンションが上がります!
機内食&ドリンク
和食と洋食が選択できますが、どちらも著名なシェフが監修しているようでした。
しばらく日本を離れるので東京芝大門「くろぎ」黒木純シェフ監修の和食を選択しました。
先付の胡麻豆腐ととうもろこしのフラン ウニ添えです。
続いて、小鉢の盛り合わせです。
ひとつひとつのお料理がとっても美味しく、機内にいることを忘れそうです。
台の物は和牛焼きしゃぶと銀鱈西京焼きです。
ご飯は新潟奥阿賀産のコシヒカリを機内で炊き上げて提供されているそう!
デザートは抹茶の浮島です。緑茶と一緒にいただきます。
着陸前の朝食
着陸前の朝食は決まったメニューはありません。1回目の食事終了後にいつでも頼むことが出来る、ANYTIME YOU WISHのメニューの中から選んで頼むことが出来ます。
軽い食事から、麺類、しっかりといただける定食など大変種類が豊富で、とても迷いました。
ただ、意外とお腹が空かず、フルーツとオレンジジュースをいただきました。
着陸前のロサンゼルスの街並みが綺麗に見えました。
【ダラス→成田】機材
復路はダラス→成田(JL11便)を利用しました。
機材はB787-9で、ファーストクラスの設定は無く、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミークラスの3クラス制でした。
座席
今回は2-2-2の座席配置です。
窓側から2席を指定し、今度は通路側を利用しました。
基本的な構造は窓側と大きく変わりませんが、窓側には無かった収納スペースやポケットがあります。
通路に面している部分に扉等は無いため、個室感は窓側よりも落ちますが。ですが、こちらの収納スペースやポケットは色々と物を置けてとても便利だと感じました。
【ダラス→成田】アメニティ
復路のアメニティは龍村美術織物のものでした。
JALの鶴マークや桜が描かれており、日本らしいデザインです。
中身は蒸気でアイマスク(温かくなるタイプのアイマスク)、モイスチャーマスク、リップクリーム、耳栓、歯ブラシでした。
蒸気でアイマスクを機内でいただいたのは初めてですが、とてもリラックスできました。
北米線や欧州線といった長距離線ではブランドとコラボしたアメニティを、東南アジア線やハワイ線といった短距離、中距離線ではJALの通常のアメニティを提供しているようです。
アメニティは時期や路線によって変更するので、JALホームページで確認していただくと確実です。
【ダラス→成田】機内食&ドリンク
離陸後の食事
ドリンクは往路と銘柄が少々変わっていたので、違うものをいただきました。
食事は和食と洋食から選べます。
先付は和洋で共通で、メキシカンシュリンプカクテル、枝豆とパルメザンムースです。
続いて彩御膳です。日本発の和食が素晴らしかっただけに、少し残念な印象でした。
台の物は和風ショートリブ煮込み、銀鱈幽庵焼き 夏野菜添えです。やはりこちらも日本発よりは落ちる印象ですが、帰国前から和食をいただけるのはやはり贅沢です!
頼んだ飲み物とは別に、お願いしなくてもお水を一緒に出していただけるお心遣いが嬉しかったです。
デザートも和洋共通で、トマトパンナコッタです。
緑茶と一緒に頂きました。トマトパンナコッタは甘く煮たトマトが上にのっていて、ちょっと変わっていて面白かったです。
着陸前の食事
往路同様、離陸後の機内食の後は特に決められた食事はないため、ANYTIME YOU WISHのメニューの中から選択します。
おすすめの一品から豚ヒレの柚子味噌丼と、フルーツをいただきました。美味しかったです。
JAL SKY SUITE搭乗記【まとめ】
JAL SKY SUITEは個室感があり、10時間越えのフライトも快適に過ごすことが出来ました。
全席通路アクセスできるようになっているのは長距離フライトではとても便利だと感じました。
個室感の高い窓側席と収納スペースが多い通路側席の甲乙はつけがたいですが、私は窓側席が好みでした。
機内食は往復ともに和食を選択しましたが、日本発とアメリカ発での完成度の違いを感じることとなりました。海外発では洋食を選択するのが正解だったかもしれません。
繁忙期ということで客室乗務員の方は少し忙しそうでしたが、忙しい中でも気を利かせていただき、とても満足なフライトとなりました!
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